テイクオフがうまくいかない場合、板の後ろに乗りすぎているのかもしれません。
波とスピードを合わせるようにパドリングしてるはずなのに、追いついているはずなのになぜか波に置いていかれてしまう。もう一息のところであと一歩が出ない、板が滑り始めない。板の上に立ち上がったらすぐに失速してしまう。
そんなときには、板に対して後ろに乗りすぎていないか考えてみてください。チェックするために、海上で板のバランスをチェックします。
・波がないときに、ボードの横に立ちます。あまり深いとやりにくいので腰ぐらいの深さのところで。
・スタンドアップしたときに足を置くであろう位置に両手を置き、左右の手に均等に(5:5)力を加えます。
・手の位置が正しければ、5:5の力で均等にボードに加重できます。後ろが沈む場合は、立つ位置が後ろ寄りすぎてボードが失速している可能性があります。
・正しい足の位置を確認したら、パドルからテイクオフの一連の動作できちんと正しい足の位置に持っていけるかをチェックします。パドリング姿勢から足を置く位置に移るときに無理がある場合、パドリング時にそもそも後ろに乗りすぎている可能性があります。
あまり前にのりすぎるとノーズが刺さってパーリングしやすくなる場合、テイクオフ時の手を突いて胸を反らせる段階で手の位置にあわせズリズリと体を前に出すと前加重になりますよ。
砂浜でもチェックできます。わき腹の横に両手をつき、スタンドアップ動作をするときに後ろ足に必要以上に加重していませんか?腰が後ろに逃げると一瞬後ろ加重になり失速します。両手から加重を抜かないようにするため、先述のとおり体をズリズリと前に出してみてください。
テイクオフ動作は考えてると遅れてしまうので体で覚えるのが大事。足を置く位置をチェックし、足を置くまでの一連の動作をスムーズに行うように気をつけてみてください。