「海底キック」に慣れたら、次はパドリングの力でスープに押してもらいます。「最後もう一かき」が大切な場面を理解できると思います。
練習方法その1(海底キック)で、波に乗る時の姿勢やバランス感覚をマスターしたら、次のステップに進みましょう。次は、パドリングで波の速度に追いついて波に乗る練習です。
場所は前回と同じく、
・水深が腰程度
・スープでも構わないので、力強い波が来る場所
に行きます。
岸に向いてスタンバイをするのですが、今回は海底を蹴りません。最初から板の上に寝た状態で待ちます。このとき、波がくるかどうかを、首をひねって真後ろを見ながら待つため、首が痛くなるかもしれません。時々右ひねり、左ひねり、と変えてみるのも一興です。
波が来たと思ったら、前回と違い、3m前程度からパドリングします。あまり必死にパドリングしすぎて板から落ちないように気をつけてください。波に追いつかれたときに波と同じ速度になっていれば、海底キックの時と同様に波にスーっと押してもらう感覚があると思います。
この練習は、足がつく場所でやる必要がないので、ある程度パドリングに自信がついてきたら、少し沖で練習してみるのもいいでしょう。
ただし、波の形のいい混雑した場所で練習すると他人の邪魔になることもあります。「立てないのに波を取りに来るな」という目で見られることもあるかもしれません。ほどほどの積極さでいきましょう。