台風が来るとサーファーは喜びます。台風到来と波に対しての基礎知識を得ておきましょう。
台風が来ると、風が強くなり、外洋からのうねりが届くようになります。波が高くなると、潮の流れも速くなります。
台風が来ると海難事故を起こしている報道を目にしますね。波浪警報が発令されているにもかかわらず荒れる海に出て行くサーファーは時としてアウトローな存在として報道されることがあります。本当にうまい人が千載一遇のチャンスを狙って知り尽くしたポイントに向かうのにはドラマ性を感じるところがありますが、特に初心者のうちは気を大きくもたずフェールセーフを心がけてください。
自分の力量以上の波だと感じたら、海に入らないのも勇気です。
日本の南海上で台風が発生すると、本州に近づくにつれて太平洋側のポイントで急速に波のサイズがアップします。強風域が近づいてくると、波が大きくなりすぎてきれいに割れません。ぐちゃぐちゃなコンディションでは乗れないので「クローズ」となります。普段ではロクに波が立たない場所が風がかわせるポイントになり、地元のサーファーなど限られた人しか知らない「シークレットポイント」が発生します。
オススメは台風が過ぎた翌日の海。風も穏やかで、天気もよく、うねりだけがきれいに残った状態で好コンディションに恵まれることが多く、最適です。ただし、まだ潮の流れが速いと思ったら無理をしないよう心がけてくださいね。